|開催校副学長挨拶|

 仏教学部所属で、副学長という役を仰せつかっております、北川前 肇でございます。本日は、日本社会福祉学会関東部会の大会が、立正大学におきまして開催されますことに、深い敬意を表しますと共に、光栄に存じます。私は、仏教研究の専門で、社会福祉に関しましては、全くの門外漢ですが、社会福祉のご研究は私たちの帰属しておりますこの社会を、いかに物心両面から豊かにするかということを目的としているものと存じています。私の立場から考えますと、まさにこの世に受けました尊い命を、いかに意義あるものとして全うするかという、人生の根本問題と深い関わりをもつものと思います。
 しかし、私たちが生きております現代の日本の社会が、あるいは私たちひとりひとりが、どれほど真の豊かさについて考えているだろうかと、大いに反省させられます。特に近年経済破綻によりまして、最も大きな波を被らねばならない人たち、いわゆる弱い立場の人のことを考えますとき、果たして日本の社会が、真の意味での豊かな社会であるかと考えざるを得ません。その意味におきまして、諸先生方のご研究と、ご研鑽とが、まさに私たちひとりひとりの意識の変革をもたらすところの糧となり、行政の面に、あるいは社会福祉の現場に大きな力となりますことを願うものです。本日のプログラムを拝見しますと、貴重なご講演とシンポジウムが予定されております。今日の一日が、実り多き日でありますことを祈念しますと共に、大いなるご研鑽を願ってやみません。ありがとうございました。

北川前 肇

 
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