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近年における自販機技術の進展は,まことにめざましいものがあり,多種多様の商品,サービス,情報等の無人流通を可能にし,経済の拡大に大きく寄与してきた.
今日,わが国の自販機は普及率,自販金額とも世界第 1 位となり,国民の消費生活に欠かすことのできない社会施設として位置づけられている.
その一方,21 世紀を目前にひかえ,新たな課題として地球環境問題がクローズアップされ,自販機分野においても,従前のようなほとんど使いすてに近い自販機から,回収・再利用に配慮した循環型自販機を念頭においた技術・製品開発,いわゆるインバース・マニュファクチャリングへの移行が強く求められている.また,省エネルギーやフロンの適正処理といった社会的ニーズにも積極的に応えていかなければならない.
このような状況にあって,いまや自販機技術に関する理解は不可欠の要件となり,多くの方々より自販機技術を集大成した解説書が欲しいという要望が寄せられ,この期待にそうよう本書が刊行されることになった.従って,本文内容については,自販機の要素技術から製品技術,運営管理に至るまで,高度でかつわかり易く読めるように工夫した.本書が自販機産業に携わる関係者のみならず,広く一般の技術者にも座右の書としてご活用頂ければ幸である.
平成 10 年 5 月
木 村 文 彦 監修
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