大宇宙の旅

大宇宙の旅

当時最先端の天文学者による、天文入門書。

著者 荒木 俊馬
福江 純
ジャンル 天文学 > はじめての天文学
出版年月日 2006/06/30
ISBN 9784769910435
判型・ページ数 B6変・400ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 品切れ・重版未定

この本に関するお問い合わせ・感想

ホーキング博士に挫折した方へ
アインシュタインの弟子・宇宙物理学者の名著 56年ぶりに復刻

どうして天文学は難しいのか? この本を読めば 専門用語がわからなくても 宇宙の専門知識が理解できる! 自分の知識の再確認にも最適。


当時最先端の天文学者による、天文入門書。 天文大好き少年が、光の精に誘われ宇宙への旅へ。  ほうき星につかまり太陽系の惑星を見て回り、次は光の女神と一緒に太陽系を飛び出しシリウスなどを見に旅し、銀河系を離れて銀河を見てまわり、宇宙の果てへ…。  子供向け天文専門書にも関わらず、現代の天文学者も舌を巻くような本格的内容。

 天文ファンなら知りたかった難しい内容を、わかりやすく解説。特に、ケプラーの法則など物理的部分の解説のわかりやすさは、涙ものです。

 本文で説明している基礎的内容は現代でも十分に通じ、最新天文学の解説は大阪教育大学・福江純先生により追加されています。  少年が光の精や彗星と大宇宙を旅する物語を読みながら、易しく天文や星雲について学べる構成は現代の『知的好奇心』をも呼び覚まします。

 漫画家・松本零士にとっては運命の本であり『銀河鉄道999』『宇宙戦艦ヤマト』の原点。当時手にいれた本は半世紀たった今でも『僕だけの宝物』。 専門書を手にする楽しみを味わって下さい。


あとがき

 大宇宙への夢が,突如として具体的な概念を伴って脳裏に出現した瞬間の事は生涯忘れない.

 星の海への漠然とした空想が,理論を基にして整然とその姿を現したのだ.

 小学校六年生の時である.

 そこへ導かれた道が,荒木俊馬博士の偉大な『この本』…『大宇宙の旅』であった.

 これを読むことによって,地上から見上げる夜空の星々が,涯てしない奥行きを持った現実的世界として出現したのである.  『運命との出会い』だと信じている.

 もし・・・もし・・・この時,この本に巡り会えなかったら,確実に自分の歩む道も生涯を支えてくれる運命も,違ったものになっていただろう.  遭遇に心から感謝している.


<この後は本書をご覧下さい.>

2006年6月  松本零士先生

 

一、前奏、月光の曲
 二、光の波と光の粒
 三、やあ、停電だ!! フォトンの出現
 四、メルヘンランド
 五、打出の小槌、大きさは相対的
 六、夜の空と昼の空とが同時に見える
 七、人工衛星の話
 八、地球に玉乗りして見る星座の世界
 九、太陽の周囲を色どる紅焔とコロナ
一〇、ほんとうの日食だ!!
一一、月の満ち欠けと太陽の運動
一二、地球を飛び出すには?
一三、彗星に乗って
一四、ヴィナスが通る!
一五、足の迅い水星
一六、超特急! 太陽見物
一七、あれは何だろう? 黄道光
一八、赤い惑星、火星世界
一九、可愛らしい二つの月
二〇、太陽系の小人島
二一、離別、さらばエンケ彗星よ!
二二、十一個の衛星に取り囲まれた木星の大家族
二三、土星を見下ろして
二四、太陽系の遠望 ―宙一の冒険
二五、まっしぐらに落ちて行く ―フォトンとの再会
二六、不思議だなあ! 時間はどうなるだろう?
二七、太陽に一番近い恒星
二八、たがいに廻る二つ玉の星
二九、天空で一番明るく見える恒星 ―シリウス
三〇、オリオン星座はまだわかる ―矢のように飛んで行くアルデバラン
三一、渡り鳥のように翔り行く星の群
三二、プレヤーデス ―ギリシャ神話の物語
三三、宇宙の海に明滅する燈台の灯
三四、恒星世界の蛍星
三五、原子爆弾?! 超新星だ!
三六、琴座に落ちている黄金の指環
三七、射手座の方向に驀進!
三八、星団のいろいろ
三九、銀河系の遠望
四〇、あれは恒星ではない、みんな星雲だ!
四一、広さに限りがあるが、涯の無い世界
四二、???宇宙がだんだん拡がるぞ!!
四三、大望遠鏡の中 ―大団円
付録、人工衛星の話

その後の宇宙の話 福江 純
ぼくの大宇宙の旅 松本零士
著者・荒木俊馬について 京都産業大学 大学史編纂室

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