改訂 魚類の栄養と飼料

改訂 魚類の栄養と飼料

環境に優しく魚にとって最良の飼料とは何か

著者 渡邉 武 編著
竹内 俊郎
佐藤 秀一
ジャンル 水産学 > 増養殖
出版年月日 2009/01/30
ISBN 9784769910824
判型・ページ数 A5・420ページ
定価 本体7,000円+税
在庫 在庫あり

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旧「魚類の栄養と飼料」はこの分野における唯一の参考書として活用されてきた。しかし、飼料などに関する研究の進展は著しく、また、環境に優しい飼料が要求されることにより新たな段階に入った。本書は旧著の骨格を生かしつつ、魚粉代替原料の研究、環境に優しい飼料の開発など最新情報をまとめ提供する。養殖関係者必携の書。


はじめに

 魚類の栄養と飼料に関する参考書としては,1973年に東京大学故橋本芳郎教授編「養魚飼料学」が刊行され,水産学と水産増養殖の発展に大きな貢献をしました.その後,魚類の栄養と飼料に関する研究の目覚ましい進展により,その内容は数年にして改訂の必要が生じ,1980年に東京水産大学名誉教授荻野珍吉編「魚類の栄養と飼料」が新水産学全集の一巻として発刊されました.以来,今日までこの分野の唯一の参考書として大きな役割を果たしてきました.しかし,発行後二十数年を経過し,その間に魚類の栄養と飼料に関する基礎的および応用的研究も飛躍的に進歩しました.例えば従来マイワシを中心とした生餌に依存して発展してきた魚類の海面養殖では新型の乾燥固形飼料が開発され,このことがさらに魚粉代替原料の探索や環境にやさしいEco-friendly dietの開発など新しい研究分野の開拓にも大きな貢献をしました.

 このような観点から今回,恒星社厚生閣のご配慮により,「魚類の栄養と飼料」を改訂することになりました.前参考書では断片的にしか紹介されていなかった甲殻類の栄養と栄養素要求について,本書では1章をもうけて解説することにしました.また,持続可能な魚類養殖に不可欠な環境にやさしい飼料の開発についても書き加えることにしました.

 本書は,魚類の栄養と養魚飼料に関する諸事項を,その分野の第一線で活躍されている研究者によって分担執筆されたもので,記述に当たってはできるだけ平易な文章による解説を心掛け,研究者,学生また現場に携わる技術者の参考になるよう配慮しました.本書が魚類の栄養研究や飼料開発の一助となるとともに水産増養殖の発展に些かなりとも貢献するところがあれば著者一同これに勝る喜びはありません.

まえがき 1.魚類養殖と養魚飼料の現状(渡邉 武) 1.1 魚類養殖の現状 1.2 養魚飼料の現状 1.3 これからの養魚飼料 2.魚類の摂餌と消化吸収(竹内俊郎) 2.1 消化管の形態 2.2 摂 餌 2.3 栄養素の消化吸収と消化率 3.魚類のエネルギー代謝(村井武四) 3.1 栄養素からのエネルギー発生 3.2 飼料エネルギーの評価法 3.3 エネルギー代謝 3.4 体内で代謝されるエネルギーの測定法 3.5 エネルギーの収支および要求量 4.魚類の栄養と栄養素に対する要求 4.1 タンパク質(渡邉 武) 4.2 炭水化物(竹内俊郎) 4.3 脂 質(竹内俊郎) 4.4 ビタミン(佐藤秀一) 4.5 無機質(佐藤秀一) 5.甲殻類の栄養と栄要素に対する要求(越塩俊介) 5.1 エネルギー 5.2 タンパク質とアミノ酸 5.3 脂 質 5.4 炭水化物 5.5 ビタミン 5.6 ミネラル 6.魚類の種苗生産と生物餌料(渡邉 武) 6.1 生物餌料の問題点 6.2 魚類の必須脂肪酸からみた生物餌料の栄養価 6.3 生物餌料の栄養価改善 6.4 EPAとDHA,EFA効力の比較 7.仔稚魚の栄養(竹内俊郎)7.1 栄養素の消化吸収とふ化後の変動 7.2 タウリン 7.3 脂 質 7.4 ビタミンC 7.5 ヒラメの形態異常と脂溶性ビタミン 7.6 微粒子飼料 8.親魚の栄養(渡邉 武) 8.1 アユ 8.2 コイ 8.3 ニジマス 8.4 マダイ 8.5 ブリ 8.6 シマアジ 9.魚類の栄養と健康(舞田正志・キロンヴィスワナス) 9.1 魚類の健康とその評価 9.2 魚類の健康評価法 9.3 魚類の抗病性と血漿化学成分との関連性 9.4 魚類の抗病性と免疫機能検査との関連性 9.5 栄養素と魚類の健康 9.6 飼料添加物と魚類の健康 10.飼 料 10.1 飼料安全法(山本剛史) 10.2 飼料原料(秋元淳志) 10.3 原料の利用性改善(山本剛史) 10.4 新しい養魚飼料(渡邉 武・青木秀夫・渡邉 武)

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