日本漁業の制度分析

漁業管理と生態系保全

日本漁業の制度分析
著者 牧野 光琢
ジャンル 水産学 > 資源・漁業
出版年月日 2013/07/12
ISBN 9784769914549
判型・ページ数 A5・260ページ
定価 本体3,300円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

本書は、日本の漁業管理の沿革、漁業権の法的性格、漁業管理の制度、漁業権と漁業許可など基本的な事柄を体系的かつコンパクトにまとめた書で、漁業制度を包括的に理解できるテキストとして出版。漁業と生態系保全の両立についても解説。漁業制度を学び始めようとする学生、あるいは現場で漁業に関する研究や実務にたずさわっている方々は必携。

漁業経済学会賞および日本沿岸域学会出版・文化賞 受賞作

【お詫びと訂正】

本書において下記索引に誤りがございました。深くお詫び申し上げます。

 

索引(項目:アルファベット)(JPG)




はじめに

本書は,漁業制度を学び始めようとする学生,あるいは現場で漁業に関する研究や実務にたずさわっている方々を対象に,我が国漁業制度の包括的な理解を目的とした書である.
 本書の特徴は,大きく2 つある.第1 は,できるだけ多様な側面からの接近により,我が国漁業制度の輪郭描写を試みた点である.たとえば,我が国漁業を取り巻く自然生態系の特徴と社会経済の特徴を抽出したうえで,その特徴に即した議論の展開を試みた.また,通常の制度研究で用いられる法学的な考察に加え,制度の歴史的経緯の整理や国際比較,そして具体的な事例研究に章を割いている.
 本書のもう1 つの特徴は,我が国漁業制度を多様なテーマに即して議論している点である.沿岸漁業,沖合漁業の具体事例に加え,海洋性レクリエーションや,生態系保全,海洋保護区,ユネスコ世界遺産,気候変動などのテーマを考察することにより,自然と人間のかかわり方に通底する一般原理への接近を試みた.本書の目的と構成について,より詳しくは第1 章§3. を参照されたい.また,上記の2 つの試みに本書がどの程度まで奏功しているかについては,読者諸賢のご批判に俟ちたい.
 このような包括的な制度研究アプローチは,京都大学大学院の恩師である北畠能房博士のご指導に拠る.なお,北畠先生からご教授頂いたもう1つの分析ツールである,定量経済分析については,紙幅の都合上,本書では引用に留めざるを得なかった.本書でも繰り返し述べたように,定量経済分析は,自然科学と並び,制度研究の強力な分析ツールである.稿を改めて上梓することとしたい.また,本書で紹介している視点や視座,あるいは具体事例分析については,ここではとても列記できないほど本当に数多くの恩師や共同研究者から頂いた助言と激励に負うところが大きい.ここに深く感謝の意を表させていただく.
 (後略)

第1章 序論
第2章 日本漁業の姿
第3章 日本の漁業管理の沿革
第4章 現在の漁業管理制度
第5章 漁業権の法的性格と国際的特徴
第6章 沿岸における漁業管理の事例 
第7章 沖合における漁業管理の事例
第8章 漁業管理と海洋性レクリエーション
第9章 漁業管理のこれから
第10章 生物多様性条約と生態系アプローチ
第11章 ミレニアム生態系評価
第12章 海洋保護区
第13章 知床世界自然遺産
第14章 総合考察(1):漁業管理
第15章 総合考察(2):生態系保全

ご注文

3,300円+税

書店で購入

カートに入れる

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加

同じジャンルの商品

おすすめ書籍

お知らせ

一覧