知っていますか?西洋科学者ゆかりの地 in Japan Part II

近代日本の建設に貢献した西洋科学技術者

知っていますか?西洋科学者ゆかりの地 in Japan Part II

教科書で触れられることの少ない歴史を紹介

著者 西條 敏美
ジャンル 科学一般 > 科学史
出版年月日 2014/02/03
ISBN 9784769914693
判型・ページ数 4-6・234ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 在庫あり

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近代日本の建設には多くの西洋科学技術者が貢献した。今は忘れられつつあるが、彼らの足跡ははっきりと日本各所に残っている。幕末から明治期に来日した西洋科学技術者25人を取り上げ、彼らの足跡を追い、業績、人物像、日本での生活などを紹介。郷土学習、自由研究の素材として、また地域の名物紹介として楽しく学べる本。


はじめに

 科学散歩を始めた経緯、巡る史跡の実際、そして科学散歩の対象になった人物が日本の男性科学者から女性科学者、西洋人科学者へと移ってきたことについて、本書PARTⅠのあとがきで述べた。このPARTⅠ「新しい世界を開いた西洋科学者」では、ニュートン、アインシュタイン、レントゲン、マリー・キュリーなど名の通った西洋人科学者ばかりを取り上げた。
 それに対して、PARTⅡでは、「近代日本の建設に貢献した西洋科学技術者」として、幕末・明治期に来日したお雇い外国人を中心に二五人の人物を取り上げた。ニュートン、アインシュタインなどとは違って通常の科学技術者であって、知名度も落ちるが、むしろ、このような人物こそ知っておかなければならないのではないだろうか。鉄道建設で来日したモレルは、肺結核に感染して三〇歳の若さで横浜で亡くなっている。ベルツとスクリバは、ともに二〇年に余って東京大学医学部に在籍し、その発展に尽くし多くの後進を育て上げた。コンドル、ヘールツのように、日本人妻を娶り日本を愛し、日本の土になった人も少なくない。在日期間が一年や二年と短かった人でも、その影響力はみなそれぞれに大きかった。長崎オランダ商館の医官シーボルトなどは、その影響力の大きさ最たるものがある。学ぶ側の日本人自身にも熱い思いと真剣さがあった。
 取り上げた外国人二五人は、それぞれにその道の代表的人物といえよう。日本の発展の礎を築いてくれた恩人ばかりである。目次を見て、どの人物からでも読んでいただきたいと思っている。本書をガイドブックとして現地を訪れて、実際に肌で感じとっていただければ、なお嬉しい。現地には、現地でしか体験できない感動と発見がある。巻末には、PARTⅠとⅡとを合わせて、本書に取り上げられなかった人物や場所も含めて一括した史跡一覧表を載せている。
 本書は、二つの月刊誌『心とからだの健康』(健学社)と『技術教室』(農文協)に連載させていただいた記事をもとにしている。お世話になったそれぞれの雑誌の編集長、細井健司氏と金子政彦氏にお礼を申し上げたい。(後略)

北海道・東北地方  ミルン(日本地震学の父) ローレツ(名古屋・金沢・山形でウィーン医学を伝授した医師) 関東地方 ベルツ(日本近代医学の父) スクリバ(日本外科学の父) コンドル(鹿鳴館を建てた建築技師) エアトン(日本で初めてアーク燈を灯した電気技師) ヘボン(横浜で医療活動を行ない、多くの日本人を助けた宣教師) ヘールツ(日本の薬学教育・薬事行政の基礎を築いた技師) モレル(新橋・横浜間に鉄道を敷いた技師) ブラントン(日本の燈台の父) パーマー(日本に近代的水道を建設した技師) シモンズ(横浜で医療活動を行ない、横浜市立大学の礎を築いた医師) ヴェルニー(横須賀に造船所を建造した技師) モース(進化論を日本に紹介した動物学者)  北陸地方 グリフィス(日本の歴史と文化を見つめた科学教師)  近畿地方 ワグネル(日本の窯業化学の発展に貢献した技師) ボードウィン(大阪大学医学部の礎を築いた医師) ハラタマ(医学の基礎としての理化学教育に貢献した医師) シム(神戸でラムネを製造・販売した薬剤師) コワニエ(生野銀山を開発した鉱山学者)  中国・四国地方 デ・レイケ(日本の川を治めた技師) 九州地方 シーボルト(科学の意義と研究方法を伝授した医師) ツュンベリー(梅毒の水銀療法を伝授した医師・博物学者) ポンペ(長崎大学医学部の礎を築いた医師) ウィリス(鹿児島大学医学部の礎を築いた医師)

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