全国プラネタリウムガイド

全国プラネタリウムガイド

国内初、全国256館を一挙掲載。

著者 日本プラネタリウム協議会
恒星社厚生閣編集部
ジャンル 天文学 > はじめての天文学
出版年月日 2015/06/05
ISBN 9784769915638
判型・ページ数 B5・160ページ
定価 本体2,300円+税
在庫 在庫あり

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国内初、全国256館を一挙掲載。現役館員の方が各館の魅力を存分に紹介。さらに松本零士氏(オリジナルイラスト付き)、篠原ともえ氏らのエッセイ、プラネタリウムの基本用語、歴史、構造などの解説、世界のプラネタリウムの紹介など盛りだくさんの内容。プラネタリウム物知り博士になれる1冊。各館のキャラクターも紹介。


はじめに

プラネタリウムと出会うきっかけに

                                      日本プラネタリウム協議会 理事長 鳫 宏道

 1923年に近代的なプラネタリウムが誕生し、1937年に日本に入ってすでに80年近くが経過しました。現在では国内に約350館、一般公開されている施設は300館を数えます。日本は世界的に見てもアメリカに次ぐプラネタリウム大国です。
 本書を手に取られて開くとき、あなたはプラネタリウムが意外と全国展開していることにも気づかれるでしょう。地方の街でもどこかにまあるいドームのプラネタリウムがあります。大きなもの、小さなもの、古いもの、新しいもの。そしてつぎには無意識にあなたの地域のプラネタリウム館に関心が行くと思います。プラネタリウムはどこに行けば見られるんだろう。そして、プラネタリウムってどんな人がどんな考えでどんなことをしているんだろう、という興味へと繋がります。
 プラネタリウムの意外な特徴は地域視点、地域密着、地域文化、地域メディア・・・。そう、地域が生み、育ててきた地域メディアなのです。もちろん扱うテーマは、主に星にちなんだ宇宙。その内容は天文学的、科学的視点で考えられています。しかし、科学という枠を乗り越えて、文学、音楽、演劇、芸術といったセンスを使って宇宙を意識し、味わう場、といったほうがふさわしいかもしれません。プラネタリウムがあなたにとって意外に身近な存在であることに気づかれ、科学の扉をひらくきっかけになったり、天文学の奥深さに出会ったり、星空の美しさに目醒めたり、ダイナミックな映像に驚いたり、癒されたり、身近な集いのサロンになったりすることでしょう。
 本書の最大の特徴は、全国のプラネタリウム館職員自ら自館の魅力を余すところ無く執筆していただいたことです。どんな考えでどんなことをやっているのかを知る手がかりになります。プラネタリウム館とそこで担当する職員があなたと出会い、交流を深めていただくことで、プラネタリウムを大いに楽しみ、入りびたるきっかけにしていただければ幸いです。
 まあるいドームを外から見ているだけでは、その醍醐味は味わえませんよ。

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