全国宇宙科学館ガイド

全国宇宙科学館ガイド

全国の宇宙、宇宙開発に関する展示がある科学館76館を紹介。

著者 Space i[宇宙航空研究開発機構(JAXA)・日本宇宙フォーラム]
恒星社厚生閣編集部
ジャンル 天文学 > はじめての天文学
出版年月日 2016/07/15
ISBN 9784769915867
判型・ページ数 B5・200ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり

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全国の宇宙、宇宙開発に関する展示がある科学館76館を紹介。土井隆雄氏、阪本成一氏、吉川真氏らの充実したコラムや日本の宇宙開発がひと目で分かるカラーグラビアも掲載。旅行に、夏休みの自由研究に、お子様との休日にとても便利。


はじめに

一般財団法人 日本宇宙フォーラム(元JAXA宇宙教育推進室長)
Space i エグゼクティブディレクター
渡辺 勝巳

 1955年(昭和30年)4月12日、全長23㎝、直径1.8㎝、質量186gの鉛筆のような小さなロケットの水平発射実験が東京の国分寺市で行われ、ロケットの飛翔に関するデータが取得されました。日本の宇宙開発の幕開けです。旧ソ連(現ロシア)による人類初の人工衛星打ち上げによって人類の新しい歴史が開かれる2年前の頃です。
 1957年10月4日、ソ連は人工衛星「スプートニク1号」を打ち上げました。直径60㎝、質量80㎏程度の世界初の小さな人工衛星は、人類が宇宙への大きな夢に向かって進んでいくことを告げるかのような力強い電波を宇宙から送信してきました。それは、米・ソの国家威信をかけた宇宙開発競争の幕開けでもありました。そして、1969年7月20日、アメリカのアポロ11号により人類はついに月にその足跡を印しました。まさに人類が種としてこの地球に誕生して以来、数百万年の歴史の中で持ち続けてきた最も古い"夢"を実現した瞬間でした。
 1970年2月11日、日本では、大きさ30~40㎝、質量20㎏程度の小さな人工衛星を搭載したラムダ4S–5号機を鹿児島県内之浦から打ち上げ、無事地球周回軌道への投入に成功しました。我が国初の人工衛星「おおすみ」の誕生です。その後、技術開発を進め今日高い技術水準を確立してきました。絶望的なトラブルに見舞われながらも、世界で初めて月以外の天体からそのサンプルを持ち帰った「はやぶさ」。そしてまた、科学衛星による深宇宙の探査でも、日本は世界でもトップレベルの活躍をしています。
 有人宇宙活動の分野では、これまでに10人の宇宙飛行士が宇宙に旅立ち、中でも日本人最多となる計4回の宇宙飛行を成し遂げた若田宇宙飛行士は、日本人として初めて国際宇宙ステーションのコマンダー(船長)を務めるなど、これまでの経験と実績が高く評価されました。
 一方、宇宙開発の恩恵は、私たちの日々の暮らしのいろいろなところに広がってきています。例えば「ひまわり」でおなじみの気象衛星による天候状態の把握や、地球観測衛星による全地球の様子や大規模災害などの状況把握。通信や放送の分野でも、その存在感と役割は確固たるものとなっています。
 広大な宇宙の謎の解明に挑み、私たちの日々の暮らしにも大きな恩恵をもたらしてくれる宇宙開発。その最前線の活動の様子や、今や日本が世界をリードする形で行っている研究開発の取り組みなどを知っていただくためにも、皆さんのそばにあり、本書でもご紹介している科学館や博物館にぜひ足を運んでいただき、見て・知って、時には本物に触れ、感動を共有しながら、宇宙開発の世界を身近に感じていただければと思います。
 さあ、今週末は宇宙開発を実感しに、科学館に行きましょう!
2016年6月

〈全国科学館76館紹介〉
北海道 東北 関東 中部 近畿 中国・四国 九州・沖縄

〈グラビア〉
●迫力と感動のロケット打ち上げ! 
●宇宙に進出する人類〜 
●世紀の宇宙開発史〜 
●宇宙活動を支えた世界の主なロケット〜ロケット開発の流れ〜 
●日本のロケット開発の流れ 
●宇宙を体感しよう! 科学館へ!

〈コラム〉
世界中のロケットをペーパークラフトに 縮尺1/100! 中川義通ロケットワールド(水戸市総合教育研究所 中川義通)
宇宙展示との出会いの演出は〝ワクワク感!〞(丹青社 加藤 剛)
西千葉の糸川研究室―ロケット研究の黎明期に想いを馳せる(JAXA名誉教授 的川泰宣)
日本初 ロケット火薬実験の地記念碑(実行委員長 前川義憲)
日本の宇宙開発発祥の地(国分寺市)能代宇宙イベント―ペンシルロケット打上げを記念して(実行委員長 堤 明正)
ロケット打ち上げを見に行こう!(SF作家 笹本祐一)
宇宙を駆けめぐったヒーローたち(SFの世界)(大阪教育大学 教授 福江 純)
これからの宇宙旅行産業―もうすぐだよ!(日本宇宙旅行協会 会長 パトリック・コリンズ)
宇宙エレベーターの実現へ(宇宙エレベーター協会 秋山文野)
宇宙をめぐる旅に出かけよう(国立天文台チリ観測所 教授/所長 阪本成一)
宇宙での生活(京都大学宇宙総合学研究ユニット特定教授 土井隆雄)
日本における月・惑星探査の歴史(JAXA 宇宙科学研究所 准教授 吉川 真)地球外生命を求めて(東京薬科大学 教授 山岸明彦)
母親目線による「科学館のすすめ」(天文台マダム 梅本真由美)
科学館で実物を見ることの大切さ((公財)日本宇宙少年団 松本零士・稲田伊彦・小定弘和)
Space i(スペース アイ)とは(Space i編集部 宇宙かわら版担当:田中令以知)

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