オンデマンド

有害・有毒藻類ブルームの予防と駆除(オンデマンド版)

水産学シリーズ134

有害・有毒藻類ブルームの予防と駆除(オンデマンド版)

赤潮等への対処、粘土散布の方策とその効果

著者 広石 伸互 編著
今井 一郎 編著
ジャンル 水産学 > 水産学シリーズ
海洋学・環境科学 > 環境
シリーズ 水産学シリーズ
出版年月日 2016/10/20
ISBN 9784769915287
判型・ページ数 A5・164ページ
定価 本体3,600円+税
在庫 オンデマンド制作

この本に関するお問い合わせ・感想

海域の赤潮発生による養殖魚介類の大量へい死が騒がれ、また陸水域の有毒アオコの発生が問題となっている。本書は、この異常発生を緊急的に回避する粘土散布の方策と、その効果を解説する。


はじめに

 わが国の沿岸水域においては,高度経済成長期以後,赤潮の発生件数が増大し発生水域も拡大した.それに伴い養殖魚介類の大量斃死が頻発するようになり,大きな漁業被害の発生も珍しくない状況である.また陸水域においても有毒アオコの発生が問題になっている.有害有毒藻類のブルームは,わが国に限らず,人間活動によって生じた水域の富栄養化に伴う世界的な現象の一側面であるといえよう.

 これらの被害を防止あるいは軽減するためには,水域の富栄養化を防ぐことが基本であるが,藻類のブルームを確実に予防あるいは防除する方法の開発も極めて重要である.それには生物的,化学的あるいは物理的な手法が考えられているが,実用化された例としては緊急避難的な粘土散布以外には見当たらない.赤潮の予防や駆除,あるいはアオコの制御に用いる技術は環境にやさしいことが重要であり,この要件を満たすものとして生物を用いた防除技術の開発が期待され,わが国においても現在活発に研究されている.また,隣国の韓国においても近年,養殖漁業の拡大に伴って赤潮による被害が深刻化しているが,その状況や対策についても知っておく必要がある.

 そこで今回,赤潮やアオコ対策の問題点を整理し,対策技術の現状と将来についてまとめてみようと考え,日本水産学会水産環境保全委員会主催のシンポジウムとして,下記のものを企画した.

1. 珪藻を用いた有害赤潮の予防 (板倉 茂)
2. 大型藻類と魚類の混合養殖による赤潮の発生予防 (今井一郎)
3. Heterocapsa circularisquama 赤潮発生水域の 拡大防止 (本城凡夫・今田信良・永井清仁・郷 譲治・芝田久士・長副 聡)
4. 有毒アオコの分子識別と予察への応用 (幸 保孝・吉田天士・広石伸互)
5. 殺藻ウイルスによる赤潮の駆除 (長崎慶三)
6. 殺藻細菌による赤潮の駆除 (吉永郁生)
7. 従属栄養性渦鞭毛藻類による赤潮生物の制御 (中村泰男)
8. 繊毛虫による赤潮生物の捕食制御 (神山孝史)
9. 有毒アオコのバイオ・エコエンジニアリングを 活用した対策技術 (稲森悠平・斎藤 猛・稲森隆平・水落元之)
10. 粘土散布による赤潮駆除 (和田 実・中島美和子・前田広人)
11. 韓国沿岸における有害赤潮の発生と防除対策 (金 鶴均・裴 憲民・李 三根・鄭 昌洙)

ご注文

3,600円+税

書店で購入

カートに入れる

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加

同じジャンルの商品

おすすめ書籍

お知らせ

一覧