新・付着生物研究法 ※品切
主要な付着生物の種類査定
イガイ、フジツボなど他物に付着し、生活するユニークな生物の紹介と、その調査方法や分類の仕方を解説したハンドブック。付着生物は多くが水産有用種ではないこともあって、また採集や測定が難しいこともあり、研究が進んでいない。しかし今日、その生物量は膨大で、海草類や貝類、甲殻類などの水産有用種との飼料の競合など我々にとって重要な存在となっている。この水産海洋分野における最後のフロンティアの一つといえる付着生物の調査・研究を行うための基礎を提供するのが本書である。
1章 海綿類、2章 ヒドロ虫類、3章 イシサンゴ類、4章イソギンチャク類 5章 管棲多毛類 ケヤリムシ科とカンザシゴカイ科 6章 コケムシ類、7章 フジツボ類、8章 イガイ類、9章 フナクイムシ類、10章 ホヤ類、11章 海藻類・海草類 -特に緑藻アオサ類に注目して-、12章 海産底生珪藻類