物語と時間

時間学の構築Ⅱ

物語と時間

気鋭の研究者らが、文学・社会学・美術史・哲学等の観点から、「物語」をキーワードに時間論を論じる。

著者 山口大学時間学研究所
ジャンル 科学一般 > その他
シリーズ 時間学の構築
出版年月日 2017/06/30
ISBN 9784769916093
判型・ページ数 A5・240ページ
定価 本体2,700円+税
在庫 在庫あり

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『時間学の構築』シリーズ第2巻。本巻では、気鋭の研究者らが、人文・社会科学的視点から時間論を論じる。文学・社会学・美術史・哲学等の観点から、文系研究者にとって数少ない領域横断的な対象であり、分析ツールである「物語」をキーワードに、時間というキャンバスが千変万化する様が活写される。

1章 物語・行為・出来事
    ――野家と井頭の物語論的自由論を媒介にして
2章 時間の何が物語りえないのか
    ――ベルクソン哲学から展望する幸福と時間
3章 クレメント・グリーンバーグの美術批評における物語と時間
    ――文学的効果に対する否定と無限の多様性をもった1つの響き
4章 オルタナティブな時間と物語を拓く夢
    ――小野小町、道綱母、明石の入道の夢解釈
5章 「演劇的」
    ――物語を織り直す時間
6章 物語の時制の考察
    ――夏目漱石の作品を中心に:時間におけるフィクションの次元
7章 地域をつくる物語とその時間
8章 楽園・畜犬・定時性
    ――ハチ公物語の地誌論/東京論的再読

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