新刊

強い!ブランドの育て方

商標を制するものは食品業界を制す

強い!ブランドの育て方

食品関連産業(農林水産業、加工食品、卸・小売、飲食業)を対象に商標実務の核心を捉える。ブランド戦略のノウハウを解説した手引書

著者 名倉 洋輔
ジャンル 食品学 > その他
出版年月日 2018/06/20
ISBN 9784769916208
判型・ページ数 4-6・212ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

商標法の法律自体を解説した専門書は多いが、企業等の実務において「商標(ブランド)」の扱いを具体的にまとめた入門書は皆無に近い。食品関連産業(農林水産業、加工食品、卸・小売、飲食業)を対象に、実際の商標実務のフローに基づき、様々な職種の視点でブランド戦略の核心をとらえ、新たなビジネスモデルを提案する。


はじめに

 経営者や企業内で製品開発に携わる方々は、会社やお店の名前、商品のネーミングなどブランドの名前について悩むことが多いのではないでしょうか。例えば、事業化するまでは、「どんな名前にしたら、お客さんに親しみをもってもらえるだろうか?」とか、「どんな名前にしたら、他社の商品やサービスと差別化できるだろうか?」などと思いをめぐらせることでしょう。そして、事業化した後は、その商品やサービスのすばらしさをどのようにお客様に知ってもらい、それを広めていくか、マーケティングの側面から様々な販売促進活動や広告宣伝活動を展開すると思います。
 ところが、苦労して考えて、積極的な販売促進活動や広告宣伝活動などによってお客様に認知されるようになったブランドの名前(法律的には商標といいます)が、実は他人の商標権を侵害していたなどということもあるかもしれません。そうすると最悪の場合は、せっかく作った商品の販売を中止しなければならないということにもなりかねません。
 こんな最悪の事態を避けるためには、商標法のことを知っておく必要があります。つまり、ブランドを育てていくには、マーケティングの知識だけでなく、法律の知識も重要になってくるのです。
 しかし、法律の用語は難しく、素人がいきなり読んでもなかなか理解できるものではありません。そうとはいえ、商標法の専門家である弁理士を探して相談するとしても敷居が高いと気おくれしたり、弁理士の説明していることがよくわからないといったことも耳にします。
 そこで、本書を通じて商標法のことをわかりやすく伝授したいと思います。私は加工食品のメーカーに十五年以上勤務し、企業の中で弁理士として商標を管理してきました。その経験をもとに本書では、食品に関連する商標の話題を中心に取り上げたいと思います。ここでいう食品とは、農林水産物、加工食品を指します。そのため本書は、農林水産業、加工食品製造業、農林水産物や加工食品を取り扱う小売業や卸売業、さらには飲食業といった食品関連産業に携わる方やこれ
から食品関連産業で働こうと考えている方に向けた話題が中心になります。
(中略)
 本書では、商標法の観点からどのようなことに注意をしながらブランド(商標)を育てていくべきなのか、という考え方を説明していきます。
 ブランド(商標)の育て方には、ひとつの決まったフローがあるので、その手順に沿って説明を進めていきます。このフローは、商標法の専門書に書かれているものではありません。いわばブランド(商標)を育てたいと考えている方の実務のためのフローといったものです。したがって、本書ではブランド(商標)を育てる実務の中で特に必要な情報のみをピックアップして、説明していきます。本書を読んで、もっと体系的に商標法を勉強したいと思った方は、次のステップで商標法の専門書を読んでみるのもよいかもしれません。
 また、フローに沿って説明をしているので、実際に実務を行う中で必要な部分だけを読んでいただいたり、難しいと感じる部分は飛ばして読んでいただける構成としました。
 さらに、本書を読むことでマーケティングの視点とは異なる観点から、ブランド戦略の立案や商品の付加価値向上に必要な知識を身に付けられるよう配慮しています。
 本書は、すべての食品関連産業において商標法に関する法律の知識が必要な経営者、製品開発担当者、知的財産担当者や法務担当者をはじめとした方々にとっての実践的な入門書として、ご活用いただきたいと願っています。
                                                     

第一章 商標とは何か?(知的財産とは何か?/商標法とは何か?/商標とは何か)
第二章 商標実務のフロー(出願前~登録)と食品産業における注意点(商標実務のフロー/「商品名等の検討・決定」をどのように考えるか?/「商標登録出願」をどのように考えるか?/「出願後、登録までの期間」をどのように考えるか?)
第三章 商標実務のフロー(登録後)と食品産業における注意点(取得した権利をどのように活用するか?/普通名称化をどのように考えるか?/「更新登録」をどのように考えるか?/「使用許諾」をどのように考えるか?/「他人が商標権を侵害した場合の対応」をどのように考えるか?)
第四章 食品関連産業の商標の考え方(農林水産業/加工食品製造業(加工食品メーカー)/小売業・卸売業/飲食業)

ご注文

2,600円+税

書店で購入

カートに入れる

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加

同じジャンルの商品

おすすめ書籍

お知らせ

一覧